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2021.08.06

なぜ、プラモデルなの?

今回のモデルは、以前のモデルに比べて、とても軽くできています。
使用する方々に接しているスタッフは、重さの問題を解決したいと考えていました。
中に樹脂が詰まっているモデルより、プラモデルのようなモナカのような作りがより軽くできます。

次のモデル開発を考えている中、チームの代表がなぜか、秋東精工さんとつながり、ご縁ができました。

精工な金型が、本物を見せてくれる

骨の表面は、私が創造していた以上に多くの凹凸、穴があり、当たり前ですが、そのすべてに意味があるようです。
骨のモデルを作る以上、その凹凸を正確に表現したいとの代表の熱意が、繋がりを作れたのだと思います。
私は、金型で製造するなら、中国に持っていくのだろうと漠然と思っていました。
私の知り合いのフィギュアの会社の社長も、国内で金型を作るなんて、採算が取れるの?と言っていました。

しかし、高い正確な金型を作るためには、国内での金型制作が必須であると、ここでも、忍者は日本にこだわるんだという熱意が秋東さんのコラボが実現した要因だと思います。

素材について

プラモデルは、熱で溶かした樹脂を射出成型機で、金型の中に流し、温度を下げて固めて整形します。

そのために、熱変化に安定した性質を持ったものが使われます。

プラスチックと、ABS素材と言われるものが、代表的な素材です。

強度的には、ABSの方が、強く、粘りもあるので、割れにくい性質があります。
製品としてはこちらの方が、安全性も高く、耐久性もあります。

しかし、プラとABSを2種類打ち出してみると、明らかに表面の再現性が違うのです。
ABSは何かまったりしているというか、再現性があまいのです。

シャープな表面再現性があるのは、明らかにプラスチック素材でした。

本物の骨を細かなメッシュでスキャンしたものをここで台無しにするわけにはいかないので、プラスチック素材になりました。

今回の骨の模型に関しては、薄いところや、小さな凹凸が多く、溶けたプラスチックを均等に金型の中に回すのは、至難の技のようです。

組み立ての時には、この凹凸を潰さないように細心の注意をして組み立てをしています。

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