届いたばかりの製品は、胸と顎がとても近づいていますが、まだ胸郭が硬いためです。革製品のように、初めは動きが固いです。今は思い切り胸に息を吸った状態くらいの位置関係です。実際、思いきり息を吸い込んでみると、顎が鎖骨に近づきます。お使いいただいていれば、自然と胸郭が柔らかくなり、顎と鎖骨の間は離れていきます。
《アイディア》
生徒さん(患者さん)への説明の仕方としては、すでに Ninja Anatomy をお使いの方から以下のようなアイディアが出ています。
- 保護材(命のボール、ピアノくん)を外し、「胸で息を吸ったり吐いたり」という動きをしてもらう
- 実際に参加者の皆さんに胸を大きく膨らませていただくと、顎と胸が思いのほか近付き、Ninja と同じ姿になります
- また、頭の動きと胸郭の連動が生まれる事が分かってもらえます
Ninja Anatomyの裏方全般を担当しています。何よりも現場を1番に考えます。困った時はTANを呼んでください!
下記にまとめました。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せください!
【可動】
・肩関節:屈曲/伸展,内転/外転
・肩甲骨:挙上/下制/外転/内転/外旋/内旋
・肘関節:屈曲/伸展
・前腕:回内/回外
・手:背屈/掌屈
・脊柱:屈曲/伸展/側屈/回旋
・股関節:屈曲/伸展/内転/外転/内旋/外旋
・膝:屈曲/伸展
・足首:背屈/底屈
・仙腸関節:ネジにより可動/不動の調節ができます
【不動】
・膝蓋骨・足根骨、手根骨の関節等・腓骨・頭蓋骨
・顎関節は、有料改造で動かすことができます(お問合せください)
▶︎Ninja Anatomy – 製品動画(全体の動きが確認できます)
▶︎顎関節改造の動画
Ninja Anatomyの裏方全般を担当しています。何よりも現場を1番に考えます。困った時はTANを呼んでください!
模型を抱えている女の子の身長は130センチ
現在のNinja Anatomy(模型)の大きさは、約88センチです。
折りたたみますと、50センチ程度になります。
写真の女の子は身長130センチです。
・身長:88センチ(頭上のフック部分を除くと、80センチです)
・折りたたみ時:約50センチ
・体重:1キログラム
サイズを決めるにあたって様々な施術家・インストラクターが
クラスや講習会で模型を使っている現場を観察しました。
大きな会場で大人数相手に紹介する場合は、
より大きい模型が見やすいです。
一方で、持ち運び、並びに、1日に何度も利用することを考えると、
小さいサイズが扱いやすいと考えました。
また、1日の最後や講習会の後半になって、
先生や指導者が疲れてくると
模型を手にする機会が減ることも観察できました。
さらに、従来の体幹部が固定されている模型であれば、
重たくても扱えますが柔軟に動く模型ですと、
大きくて重いと扱いづらいです。
そこで、新しい骨格模型(Ninja Anatomy) の開発方針が決まりました。
1日に1度、大きな会場で使うだけなら、
より大きく、ずっしりとしていた方が迫力もあり見やすい。
でもクラス・治療院で、毎日使うなら、
より軽く触るだけで元気が出るようなものにしよう。
担当している先生が疲れてきても扱える模型にしよう。
重さは現状1キロですが、軽い方が扱いやすいので、
今後、開発していく際には、より軽いものを作っていきたいと考えています。
男性骨格のみ取り扱っています。
Ninja Anatomyは男性骨格ですが、産婦人科や女性向けスタジオでもご利用いただいています。
Ninja Anatomyの裏方全般を担当しています。何よりも現場を1番に考えます。困った時はTANを呼んでください!
Ninja Anatomy は、自動的に各部位が正しく連動して動く・・・わけではありません。Ninja Anatomy を扱う人が、自分でそのように(連動するように)操作する必要があります。
自動的に「正しく」動くようにしてほしいというご要望もいただきますし、その方が開発も容易ですが、これには理由があります。
多くの現場を訪ね議論を重ねる上で、正しく動く模型では、身体の多様性や(いわゆる)障害を持った人の身体の動きを再現しづらくなるなど、表現の幅が狭まってしまうという結論に達したためです。
結果的に表現の幅は広がりましたので、Ninja Anatomy の操作方法を練習する場を、オンライン上でどんどん設けて行く予定です。実際、Ninja Anatomy の使い方についてセミナーを開催しています。(多くの場合は無料です)。ぜひご参加ください。
Ninja Anatomy は、背骨の可動性を生むために(背骨に)強力なワイヤーが通っています。S字カーブを保ったまま固定されているわけではありませんので、背骨に圧力をかけない状態だと、背骨のカーブが少なくなります。逆に、足を床につけ、頭部方面から少し圧力を加えると、自然なカーブができあがります。
《アイディア》
クラスで用いる場合は・・・
「重力がかかっていない状態(赤ちゃんの頃)では、背骨はほぼまっすぐです。立ち上がって重力を受けるようになると、背骨にアーチが生まれてきます」
のように説明すると、理解がしやすくなります。
参考動画
製品は、ドイツ人の男性の骨格をスキャンし、縮小して製作しています。日本人の頭蓋骨と比べるとかなり小さいですが、人間の体の個性の範囲内です。一般に考えられているよりも、人の骨格の個体差は大きいです。